2018年2月の観るべき映画
今年のアカデミー賞にノミネートされた作品たちが、やっと日本で公開される。「アカデミー賞ノミネート!」と宣伝したい気持ちは分かるが毎度毎度、話題作品を数ヶ月ずらされちゃたまらない。
「ミーハーの日本人は、そうでもしないと観に来ないだろうが!」という配給の声が聞こえてきそうだが、邦画より洋画の興行成績が上である「洋高邦低」時代が久しぶりにやってきた。
配給会社にお願いしたいのは「公開をズラしてハクをつけてから公開する、俺達の作戦が遂に実を結んだのだ!」等と勘違いしないようにしていただきたい。
目先の利益を追求しても「ハクがつかないと観に来ない層」は、決して根付かない。むしろ、公開を大幅に遅くされた事に本来の洋画ファンは、カンカンである。
その上、
「映画ファンを馬鹿にした情報てんこ盛りデザインのポスター」
「難しい言葉遊びがわからないだろうからイメージしやすいサブタイトルつけときますねwww」
「恋愛要素をアピールしないと日本人には受けませんから」
等といった小馬鹿にされた態度に、公開前から毎度嫌な気分を味合わされている。
<愛>を知る全人類に捧げんでよろしい。
スリー・ビルボード
2018年2月1日公開
今年のアカデミー賞に「作品賞」、「助演男優賞」×2、「助演女優賞」×2、「脚本賞」、「編集賞」、「作曲賞」と数多くノミネートされている。
ゴールデングローブ賞やベネチア国際映画祭でも数多く受賞している。
『ゾンビランド』『グランド・イリュージョン』そして今夏公開『ハン・ソロ』のウディ・ハレルソンもしっかりと出ているぞ。
チラッとだけ映像を観たが…観ることに少しカロリーを消費しそうだ。決して娯楽作品ではないと思う…。はよ観なきゃ。
ぼくの名前はズッキーニ
2018年2月10日公開
去年のアカデミー賞で「長編アニメーション賞」にノミネートされた作品が、やっと公開。
ただなー、上映している館が少ねえよ。ヒットしないのは分かるけどさ…。
それでも配給する「ビターズ・エンド」には頭が上がらない。
グレイテスト・ショーマン
2018年2月16日公開
制作チーム:代表作『ラ・ラ・ランド』
共同脚本:ビル・コンドン(『美女と野獣』)
主演:ヒュー・ジャックマン
来ました、2月一番の目玉作品。正直、2018年公開作品の中でもTOP5に入るのではないかという期待作である。
『ラ・ラ・ランド』の制作チームが携わっていると言うんだから、間違いないだろう。予告からして期待値爆上がりである。
その上、主演は『レ・ミゼラブル』で圧巻の歌唱力を披露したヒュー・ジャックマン。間違いねえ。
一足先にサントラを手に入れてずっと聴いているが、余すこと無く全曲楽しめる。
『ラ・ラ・ランド』と同じく、映画館の大スクリーン&音響で観ないと一生後悔する作品だろう。
本作の宣伝で、「バブルダンス」の登美丘高校ダンス部とコラボした動画が公開されている。これやった20th FOXすげえよ…。
さよならの朝に約束の花をかざろう
2018年2月24日公開
監督:岡田麿里(『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』脚本、『心が叫びたがってるんだ。』脚本)
普段アニメ観ないけど、今年の春休みは本作の影響で映画館が混雑しそうだ。話題性で映画を観ることが多い方は、一足先にチェックしても悪くないだろう。
「数百年生きている女性主人公と、普通の男性主人公との出会いと別れを描く」という、個人的なツボにドハマリしているので本心では内容にも期待している。